【書評】WordPress「導入&カスタマイズ」実践ガイド2.7対応

WordPress 2.7対応「導入&カスタマイズ」実践ガイド 著者:吉村正春

1.総合評価

形式:黒と青の2色刷り。基本的に、白地に黒文字なので見やすいです。章立てもきちんとしています。

内容:本の前半では、初心者向きの基礎知識を詳しく解説。後半では、プラグインの紹介がメインで、プラグインを活用したい人にはオススメです。

総合満足度:85点

2.形式情報(WordPress「導入&カスタマイズ」実践ガイド)

色づかい:白背景に青と黒字の2色刷りで見やすいです。

文字の大きさ:大きすぎず小さすぎず読みやすい。

ページ数:415ページと多そうですが、読むと適量。

見やすさ:見やすく問題ないです。

形式の満足度:90点

3.内容情報(WordPress「導入&カスタマイズ」実践ガイド)

読者ターゲット:WordPress初心者とプラグインを活用したい人むけ

アピールポイント:WordPressの基礎とプラグイン紹介

読みやすさ:しっかりとした日本語で読みやすいです。

内容の満足度:80点。自分が使わないプラグインも多く解説されているので。

4.各章別レビュー(WordPress「導入&カスタマイズ」実践ガイド)

1章:WordPressの基礎知識とインストール

WordPressの特徴について、MovableTypeと比較して解説しています。
また、レンタルサーバーの選び方に言及し、1.ロリポップ、2.XREA+の2つのレンタルサーバーにWordPressを設置する方法を詳しく解説しています。
なお、アップロードの方法として、FFFTPとFileZilaの2つを取り上げているのもポイントが高いです。

2章:WordPressの設定を極める

この章では、「ダッシュボード」、「ユーザー」、「ツール」、「設定」の使い方と設定方法を解説しています。
内容的には、パーマリンクの設定やアップグレードの方法など知っておきたい細かいTipsにも触れられています。

3章:記事を投稿してみよう

記事の投稿から公開までを詳しく解説しています。「ビジュアルエディタ」の使い方は特に詳しく解説されています。他にも画像の扱い方や、カテゴリー、タグ、ページ、トラックバックなどの管理方法も解説されています。
初心者には、詳しく親切といえます。

4章:プラグインとJavaScript

この章では、プラグインの探し方から、管理、インストール方法などを解説しています。後半では、JavaScriptの基礎と活用例が紹介されています。ここら辺から、中級者向けの内容になってきます。

5章:プラグイン紹介

この章では、130ページ以上の分量で、50以上もの多くのプラグインを紹介しています。この本のメインコンテンツです。

実用的で有名なプラグインが、設定方法とともに数多く紹介されているので一読の価値ありです。

6章:デザイン(テーマ)の変更

この章では、テーマの入手・変更・編集を解説しています。また、ウィジェットの使い方にも言及。個別テーマとして、wp.Vicuna Ext、iNove、Snapshotの3つを紹介しています。

付録:
1.MovableTypeからの移行
2.インストール直後にやっておくべき16のこと

特に2の「やっておくべき16こと」は実践ですぐに役立ちます。

WordPress 2.7対応「導入&カスタマイズ」実践ガイド

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Akismetの複数ブログへの導入

WordPressの利用に際して、Akismetの導入は、スパム防止という観点から必須です。

しかし、複数のブログを管理している場合に、必要とされるAPIキーも複数いるのかというと、どうやら1つのAPIキーで足りるようです。

APIキーの取得には、http://ja.wordpress.com/ にアクセスして、サインアップページ http://ja.wordpress.com/signup/ で会員登録する必要があります。

ここで、入力を求められるのは、ユーザー名・パスワード・メールアドレスの3つであり、サイトアドレスの記入は不要です。結論として、サイト単位で管理しているのではないので、APIキーを複数のブログにも使っても問題なさそうです。

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WordPressの不明な不具合

先日、WordPressをいじった後に、新規記事の投稿をしようとしたところ、ビジュアルエディタが動かなくなってしまいました。

あれこれ調べたところ、wp_config.php ファイルをアップロードした際、どういう訳か、BOMという不要な情報が附加されていたみたいで、これが原因でした。

wp_config.php ファイルを扱う際は、UTF-8 のBOM無しで扱わないと、不具合の原因になるようです。まあ、この情報自体は周知のことなのですが、何気なくコピーペーストした際に、BOMが知らず知らず付いていたようです。(後で判明したことですが、テキストエディタの設定が、いつの間にかShift-jisに変わっていました)

wp_config.php を確認したところ、<?php の先頭がおかしくなっていて、?<?php と、はてなマークがファイルの先頭に付いていたというわけです。

この?を取り除いたら、不具合が解消しました。

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Twenty Ten テーマの記事を枠線で囲む方法

WordPressが3.0になり、新テーマTwenty Tenがデフォルトになりました。

このTwenty Tenテーマですが、記事が枠線で囲まれていないこともあり、記事と記事の境い目がわかりにくくなっています。

そこで、個々の記事を枠線で囲み、それぞれの記事を目立ちやすくカスタマイズします。

枠線で囲む方法は、記事単位を<div>で囲み、その<div>をCSSで装飾します。

まず、Twenty Ten ディレクトリ内のloop.phpを開きます。そして、いわゆるWordPressループと呼ばれる次の行をみつけます。

<?php while ( have_posts() ) : the_post(); ?>

この行を見つけたら、次の1行を書き加えます。

<?php while ( have_posts() ) : the_post(); ?>
<div class="kizi">

記事を囲むdivクラスのため、kiziとしましたが、他のクラスとかぶらなければ何でも良いです。

次に、このdivを閉じるタグを記入する場所をさがします。

<?php endwhile; // End the loop. Whew. ?>

繰り返しである、while が終了する、endwhile を探します。そして、divの閉じるタグをその前に書き加えます。

</div><!-- kizi -->
<?php endwhile; // End the loop. Whew. ?>

なお、記事が終わることを表すための<!--kizi-->も加えて保守しやすくしています。

そして、このdivを枠線で囲むため、style.cssにクラスkiziのCSSを次のように書き加えます。

div.kizi {border: solid 1px silver;
 padding: 18px;
 margin: 0px 0px 20px 0px ;}

ここでは、枠線は、直線で、1px、シルバーとして、枠線内のパディングは、18px、マージンは、他の記事との間隔として、下部を20pxとしています。

これで、記事に枠線が表示されるはずです。

補足

loop.phpで上記変更を加えても、個別ページには、枠線が付きません。個別ページに枠線を付けるためには、single.phpにも、上記のように変更を加える必要があります。

つまり、ワードプレスループの後に、divクラスを書き加えます。

<?php if ( have_posts() ) while ( have_posts() ) :
the_post(); ?>
<div class="kizi">

そして、ループ終了の前に、divの閉じタグを書き加えます。

</div><!-- kizi -->
<?php endwhile; // end of the loop. ?>

single.phpで、上記変更をすれば、CSSのkiziクラスが適用されるので、個別ページでも枠線が付くようになります。

さらに補足

投稿だけでなく、ページにも枠線をつけるには、同様の記述をpage.phpに書き込む必要があります。要領は、上の二つと同じようにするだけです。

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WordPress3.0にバージョンアップ

WordPress2.9.2から3.0にバージョンアップしてみました。

バージョンアップの手順は、

1.wp3.0を自分のパソコンにダウンロードして解凍しておく

2.データベースとWordPressディレクトリをバックアップしておく

3.すべてのプラグインは停止する

4.wp_content ディレクトリ、wp_config.php ファイル、 .htaccess ファイルを残して、他は削除する

5.4で残した以外の、新バージョンのファイル・ディレクトリをアップロード

6.wp_contentディレクトリ内のlanguagesディレクトリを削除して、新バージョンのlanguagesディレクトリをアップロード

7.wp_admin/upgrade.php にアクセスして表示に従う

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