【書評】猫でもわかるC++プログラミング

猫でもわかるC++プログラミング 粂井康孝(著)

2冊目のC++本として、猫でもわかるシリーズの本を読んでみました。

猫でもわかるというタイトルですが、正直、これが1冊目だと、読み進めるのに苦労すると思います。

理由は、唐突な説明が数箇所あること。たとえば、for文の説明がされる前に、for文を構文で使用している点などが挙げられます。

また、MFCとかバッファとかの用語が説明されないまま使用されていたりするので、考える時間が必要になり、若干、ストレスを感じることも。

もっとも、2冊目、3冊目以降に、C++全体の確認として読むならいいかも。

良い点としては、難しい箇所がわかりやすく解説されていることが挙げられます。

たとえば、ビット演算やシフト演算、関数の再帰呼び出しなどは、比較的、難しい箇所ですが、この本では、わかりやすく説明されています。

しかし、逆に、簡単な箇所が、どういうわけか、ひとひねりしてあり、かえって難しくなってしまっているという難点も。なかなか評価しづらい本です。

猫でもわかるC++プログラミング

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【書評】やさしいC++ 第2版 高橋麻奈(著)

やさしいC++ 第2版 高橋麻奈(著)

やさしいシリーズで有名な高橋麻奈さんの本の書評です。

前回のやさしいCに続き、今回は、やさしいC++を読んでみました。

良い点

  1. スラスラと一気に読める
  2. 説明に使われる例が良い
  3. 抽象クラスなど噛み砕いて説明されていてわかりやすい

悪い点

後半の第15章の“クラスの高度なトピック”では、少し難しくなっている

総合評価

C++の入門書として、わかりやすい本の一番手だと思います。

内容的に、やさしいCと重なるところが、前半にだいぶあるのですが、その中にも、C++独自の部分もあり、初心者にわかりやすく解説してくれています。

後半では、C++の特徴であるクラスの解説がメインになっています。これはオブジェクト指向プログラミングの基礎になる部分であり、難しい箇所ですが、クラスの基本から継承、抽象クラスなど、とてもわかりやすく解説されています。

全般的に、わかりやすい解説の積み重ねで説明が進んでいくので、集中して読めば、混乱することなく、短時間で読みきれるコストパフォーマンスの良い本と言えます。

やさしいC++ 第2版

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WEB FORUMのスパム対策

KENT-WEB さんがフリーCGI掲示板として配布されているWEB FORUMを利用させて頂いているのですが、最近、スパムが増えてきました。

何か有効な対策がないかと調べていたところ、一つ解決策が見つかりました。

登録キーのCGIを別のものに書き換えるという方法です。

詳しくは、

http://www.kent-web.com/support/oldlog/0002/0016.html

対策としては画像数字の表示方式を変更することでしょうか。以下のテキストファイルをregistkey.cgiにリネームして現在使用しているregistkey.cgiに上書きしてください。
http://f43.aaa.livedoor.jp/~sumure/registkey.text

とのこと。早速、上記CGIに書き換えてみました。

しばらく様子みてみます。

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Visual C++ 2010 の環境設定の覚書

Visual C++ 2010 の環境設定の覚書です。

インストールしたらまず自分のパソコンのPath(パス)を設定

1.パスの設定

コンピュータ →プロパティ →システムの詳細設定 →環境変数 →システム環境変数 →Path →編集 →変数値:の最後に

 ;C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 10.0\VC\bin

を追加 バックスラッシュ\は¥に変換する(ブログだと半角¥がなぜか打てない)

2.プログラム保存用のフォルダを用意

例) C:\c_prog

用意したフォルダに拡張子 .c のファイルを保存

3.コマンドプロンプトを起動

ツール →コマンドプロンプト

cd \c_prog   (フォルダに移動)

cl c1.c      (コンパイル実行)

c1.exe      (実行ファイルの実行)

フォルダとファイル、そしてコマンドの画像を置いておきます。

Visual Studio C++ 2010

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【書評】やさしいC 第3版 高橋麻奈(著)

やさしいC 第3版 高橋麻奈(著)

『やさしいシリーズ』で有名な高橋麻奈さんの本です。

以前、『やさしいPHP』を読んだことがあり、その時、簡潔な解説をされていたので、今回も期待して読ませていただきました。

良かった点

  1. たとえが良く、わかりやすい
  2. 一気に読める簡潔さ
  3. 用語に英単語が振ってあり理解を助ける
  4. サンプルコードがついている

他にも良い点はたくさんあると思います。

全体をとおして、この本は、Cの初心者はもちろん、プログラミング自体が初めての人にも向いている“やさしい”本です。

これまでC関連の本は2冊読みましたが、それらと比べても、わかりやすいです。特に、混乱しがちな、ポインタと配列のあたりも上手い解説で、平易な表現になっています。

もっとも、自分でCのプログラムを組むと、ポインタと配列でエラーがたくさんでそうですが。

そんな時も、この本が手元にあれば、解決に結びつきそうな、そんな一冊です。

やさしいC 第3版

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