やさしいC++ 第2版 高橋麻奈(著)
やさしいシリーズで有名な高橋麻奈さんの本の書評です。
前回のやさしいCに続き、今回は、やさしいC++を読んでみました。
良い点
- スラスラと一気に読める
- 説明に使われる例が良い
- 抽象クラスなど噛み砕いて説明されていてわかりやすい
悪い点
後半の第15章の“クラスの高度なトピック”では、少し難しくなっている
総合評価
C++の入門書として、わかりやすい本の一番手だと思います。
内容的に、やさしいCと重なるところが、前半にだいぶあるのですが、その中にも、C++独自の部分もあり、初心者にわかりやすく解説してくれています。
後半では、C++の特徴であるクラスの解説がメインになっています。これはオブジェクト指向プログラミングの基礎になる部分であり、難しい箇所ですが、クラスの基本から継承、抽象クラスなど、とてもわかりやすく解説されています。
全般的に、わかりやすい解説の積み重ねで説明が進んでいくので、集中して読めば、混乱することなく、短時間で読みきれるコストパフォーマンスの良い本と言えます。