【書評】13歳からの論理ノート

13歳からの論理ノート の書評です。

結論から言うと、論理の「ろ」の字も知らない人でも論理について軽く学習できる13歳レベルの入門書です。

■ 良い点
・ 軽い読み物でスラスラ読める
・ 例文が短くわかりやすい
・ 小論文の基礎を学習できる
・ 13歳でも理解できるくらい簡単

■ 悪い点
・ 初歩の初歩にとどまり物足りない

■ 総評
中表紙に「30分で読めて・・・」とあるように、短時間で読める一冊です。読むのが遅い自分でも、2~3時間で読了できました。約120ページで、全3章、55のレッスン(節)からなっています。

第1章は、論理の紹介、第2章は、論理的になるための方法、第3章は、論理的な文章(小論文等)を書くためのポイントとなっています。

もっとも、一般的な論理学で扱う、「否定・かつ・または・ならば」等の記号は扱われていません。あくまで、13歳向けに演繹や帰納、そして三段論法などを簡単に紹介したものとなります。

ですから、本格的な「論理学」の学習がしたい人よりも、とりあえず「論理」に興味があるレベルの人向けの書籍です。

本の中身は、問題形式のクイズやイラストが多く、楽しみながら読むことができます。

今まで、論理に無縁だった人が、論理的に書きたい、話したいと思ったときに論理学の導入として役に立つ本と言えそうです。

13歳からの論理ノート

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