HDMIコンバーターTSdrena製HAM-CHIC2の感想とレビュー。
購入後、2ヶ月ほど使ってみてのレビューになります。
■ 対象製品: TSdrena HAM-CHIC2
■ 購入目的
HDMI出力機能のあるノートパソコン上で再生した動画を、コンポジット入力端子(赤白黄色端子)しかないテレビにつないで見るためです。
■ 満足度
おおむね満足です。点数をつけると85点くらい。
パソコンからテレビに出力した動画の映像は、期待以上に良いものでした。あまり画質にこだわらない人なら十分です。
ただし、欠点もありました。それは、テレビ上だと、文字が見えづらくなる現象です。
画像は綺麗に見えるが、文字は見づらくなります。これは、テレビの解像度が低いことが原因だと思われます。
もっとも、この問題は、DVDや動画目的で使用するのであれば、あまり問題にならないでしょう。
■ 使用環境について
まず、使用したノートパソコンですが、5年間ほど使用している、Windows Vista です。もう結構古いですね。画像出力は、HDMI端子しかありません。
そして、PC上で再生するのに用いたソフトは、次の2つです。
・ InterVideo WinDVD
・ Windows Media Player
この2つのどちらでも、問題なく使用できました。ちなみに、Windows Media Player でも動画を再生できます。
次に、テレビの方ですが、こちらも古く2006年製のブラウン管テレビ(15型テレビデオ)です。入力は、コンポジット入力端子(赤白黄色端子)しかありません。
■ 接続方法
今回の目的での接続方法は、主に2つあります。一つ目は、直接テレビにつなぐ方法、二つ目は、レコーダーを経由する方法。結論を言うと、どちらも上手くいきました。
1. パソコン →①→ HAM-CHIC2 →②→ テレビ
2. パソコン →①→ HAM-CHIC2 →②→ DVDレコーダー →②→ テレビ
矢印の①は、HDMIケーブルを表してます。②はコンポジットケーブル(赤白黄色)です。
今回は、HDMIケーブルは1m、コンポジットケーブルは1.5mを使用。
(使ったHDMIケーブル:
PLANEX ハイスピードHDMI Ver1.4ケーブル 1m )
ちなみに、DVDレコーダーを経由する方法では、ライン入力となり、再生動画を録画することができました。アナログ画質ながら、動画のバックアップ等に利用できます。
■ 上手く使うコツ
HAM-CHIC2を利用して、パソコン上の映像をテレビに映すことは、実質的に、パソコンがデュアルモニターになることを意味します。
始めは戸惑いますが、デュアルモニターとしての画面の使い方を覚えれば、すぐに慣れます。たしか、「ディスプレイの拡張」とかの設定をしたと思います。
また、音声についてですが、初期設定では音が出ませんでした。音がHDMIから出ない場合には、設定にて変更する必要があります。
パソコンの「サウンドマネージャー」でデフォルトの出力を「HDMI出力」に設定します。なお、ソフトの側では変更は不要でした。
蛇足かもしれませんが、動画ソフトを立ち上げる前に、設定を変更した方がよいかもしれません。
■ その他
補助電源: HAM-CHIC2 の商品説明では、補助電源の要否に触れられていますが、今回の使用方法では、補助電源は不要でした。
サイズ: 商品の大きさは、コンパクトで扱いやすく良いと思います。
温度: 2時間ほど利用しても、本体の熱はそれほど出ませんでした。少し暖かい程度です。
■ 今回のレビューの対象商品
TSdrena HDMI → アナログ(コンポジット) 小型コンバーター HAM-CHIC2
なお、2月ほど前に、次のような記事を書いて、TSdrena製HAM-CHIC2以外の製品についても言及しています。参考まで。
HDMI出力からコンポジット入力(ビデオ端子赤白黄色)への接続方法
(参考過去記事)
【Vista】HDMI接続すると音が出なくなる場合の対処法