書評:基本からしっかりわかる WordPress 2.7 カスタマイズブック
著者:大藤 幹
1.総合評価
形式:カラーで見やすいが、文字が小さめ。
内容:全ファイル・全コードを解説してるため、かえってわかりにくい。
総合満足度:70点
2.本の形式情報
色づかい:オールカラー(付録除く)。白地に黒文字が基本。サンプル画像はカラー。ソースコードも、カラーで色分け有り。
文字の大きさ:全体的に文字が少し小さめ。そのため、注意書きなど、一段階、小さい文字が読みにくくなっています。
ページ数:223ページ。分量的には丁度良い感じ。
見やすさ:白地をベースに綺麗に色分けされているので、カラー的には見やすいです。しかし、文字が若干小さめなので、その点は、見にくい。
形式の満足度:80点
3.本の内容情報
読者ターゲット:HTML、CSS、PHPなどの基礎知識と、サーバーの基礎知識がある人向け。
アピールポイント:WordPress Classic、及び、WordPress Defaltの徹底解剖。「徹底解剖」と名付けるだけあって、テーマのHTML、CSS、PHPの全ファイルの全ソースコードを解説しています。
マイナスポイント:たしかに、全ファイル・全コードについて解説しているのは、すごいのですが、かえって、わかりづらくなっている原因にもなっています。
全ソースコードを理解したい人にはお勧めですが、そうでないポイントだけ知りたいという人には、ボリュームが多すぎます。
読みやすさ:内容的には読みやすいですが、ポイントがわかりづらいのが難点。
満足度:60点
4.各章別レビュー
1章:
XAMPP、MAMPの導入やWordPressのインストールなど。軽めに触れられているので、これだけだとネットや本で調べる必要があるかも。
2章:
テーマの仕組み。自作テーマのための既存テーマのコピーなどを解説。テンプレート階層を知るには良いかも。
3章:
PHPとWordPressのタグの解説。PHPについては、軽く触れる程度。知っている人にとっては簡単なおさらい。
4章:
WordPress Classic徹底解剖として、Classicテーマの全ファイル・全コード解説。すべて知りたい人にはお勧め。
5章:
WordPress Defalt徹底解剖として、Defaltテーマの全ファイル・全コード解説。すべて知りたい人にはお勧め。
6章:
カスタマイズサンプルとして、画像の変更や表示形式の変更などが解説されてます。リスト形式をカスタマイズしてのナビゲーションの設置は役に立ちました。
付録:タグ・フック・関数リファレンスが白黒で掲載されてます。文字小さめ。