Javaの絵本 アンク(著)
C/C++本を6冊ほど読み終えたので、今回は新たに、Javaの本を読んでみました。
読んだのは、入門向きであるアンク絵本シリーズの『Javaの絵本』です。
良い点
- コンパクトで一気に読み終えられる
- 図や絵が豊富でイメージしやすい
悪い点
- 簡潔すぎ、文章の説明不足も多い
- 基礎知識がないと理解しづらい
- 2005年刊と古く、環境構築に難あり
総評
このJavaの絵本は、入門者向けの本ですが、プログラミング知識が全く無い人には、あまり向かないと思います。
理由は、絵や図が多いため、かえって、文章での説明が不足している箇所が多いからです。
逆に、Javaの基礎知識がある人が総ざらいする目的や、他言語の学習者がJavaをかじってみたいという目的ならオススメと言えます。
このシリーズの『PHPの絵本』では、文章の説明もよくされていたので期待していたのですが、Javaだと、基礎部分だけでなく、クラス・オブジェクト指向の部分も解説しないといけないので、ページ数の関係で、簡潔すぎる傾向がでてしまったのではないかと思います。
最後に、環境構築の面について。2010年現在、JDKは1.6になっていますが、この本では、古い1.5を扱っています。
もう少し文章の説明を多くして、環境構築を最新版にしたら、より良い入門書になるのではないでしょうか。