「プロになるためのWeb技術入門」 小森裕介(著)の書評です。
良い点
- 読み物として面白い
- WEBアプリ製作の基礎知識に焦点をあてている
- セキュリティに一章を割いている
悪い点
- 6章フレームワークの箇所が難しい
総評
アマゾンで評価の高いレビューが多いので読んでみました。
内容的には、プログラミングの入門ではなく、WEBアプリ製作のための基礎知識を紹介している本です。
具体的には、HTTP、クッキーやセッション、データベース、フレームワーク、セキュリティなどに多くが割かれています。最初の方では、WEBの成立した歴史などにも触れられています。
もっとも、サンプルとしてコードを紹介している箇所もいくつか出てきます。前半は、PHP、後半はJavaを用いて解説しています。ですから、PHPとJavaの両方の知識があると理解しやすいでしょう。
レベル的には、全体的に易しい部類に入ると思いますが、MVCモデルやStrutsのあたりは難しくなります。ただ、Javaのフレームワークに慣れている人なら簡単なのかもしれません。
プログラミングの勉強に疲れた時に、軽い読み物として本書を読むと気分転換になると思います。