初めてのJavaScript 第2版(O’REILLY)の書評です。
良い点
- オライリーの書籍(訳書)としては読みやすい
- 基礎からAjaxまで一通り網羅
- クロスブラウザ対策に詳しい
悪い点
- 実行結果が省略されている箇所がある
- 黒の一色刷りのため重要な点が分かりづらい
総評
オライリーの書籍全般に言えることですが、内容のレベルが少し高めです。また、訳書であることから若干、読みにくくなっています。更に、黒の一色刷りであるため、読解力も要します。
この本は、『初めてのJavaScript』というタイトルです。ただ、他言語既習者ならば、この本からJavaScriptを学習し始めても良いと思いますが、プログラミング初心者なら、簡易な入門書から始めた方が無難でしょう。
この本に関しては、むしろ、他言語既習者でないとオブジェクト指向の解説などが理解できないと思います。なぜなら、クラスベースのJavaなどとの違いに言及しているからです。
とはいっても、基礎からAjaxまで一通り解説されていて、分量的にも300ページほどと手ごろなので中級者以上ならコストパフォーマンスの良い本と言えそうです。