XREA/CORESERVERにPEARをインストールする覚書

PHPの本を読んでいたら、PEARを使ってベンチマークを利用するスクリプトが載っていたので早速試してみました。

使用するPEARパッケージは、「Benchmark」なのですが、コアサーバーには残念ながらインストールされていないので、自分でサーバーにインストールすることになります。

PEARをインストールする方法はいくつかあるのですが、ここでは、SSHログインしてPEARコマンドを実行する方法と取りました。

ちなみにSSHログインするには、TeraTermというフリーソフトを使用するのがお勧めです。(SSHおよびTeraTermの説明は省略します)

まず、SSHログインするために管理画面の『ホスト情報登録』から『SSH登録』をクリックします。すると、5~10分ほど待つようにいわれるので指示に従います。

そして、TeraTermにホストとパスワードを入力してログインできたら、下のコマンドを実行して設定ファイル(.pearrcファイル)を作成します。

pear config-create /virtual/account/public_html .pearrc

accountには自分のアカウント(ユーザー名)を入れてください。

このコマンドを実行すると、ルートディレクトリに .pearrcファイルが作成されます。
次に、PEARをインストールするために下のコマンドを実行します。

pear install -o PEAR

このコマンドを実行すると、5~10秒ほど待たされますが、あわてないこと。サーバーにPEARをインストールしているので少し待たされます。

この時点で、public_htmlの直下にpearディレクトリが作成されます。中をのぞいてみるとPEARに必要なディレクトリやファイルが複数作成されています。

ここから、今度は、個別にPEARパッケージをインストールすることになります。

ここでは、『Benchmark』パッケージをインストールします。

PEAR公式のベンチマークパッケージのページを見るとEasyInstallとして下のコマンドが紹介されていますので、実行します。

pear install Benchmark-1.2.8

実行すると5秒後くらいに、次の表示がされます。

install ok: channel://pear.php.net/Benchmark-1.2.8

インストールが上手くいったようです。確認してみましょう。

先ほど作ったpearディレクトリの中にphpディレクトリがあるので、その中を見ます。

するとBenchmarkディレクトリが作成されています。これでインストールは完了です。

最後にもうひとつ作業があります。

インストールしたPEARは、実行スクリプトから見てローカルファイルになります。そこで、どのスクリプトからもPEARが有効になるように、いわゆる『パス』を設定します。

具体的には、PEARを利用するディレクトリに.htaccessファイルを作成して、そのファイルにパスの記述をします。

.htaccess

php_value include_path ".:/usr/local/lib/php:/virtual/account/public_html/pear/php"

当該PEARを利用するのが、example.comならその直下にこの.htaccessファイルを設置します。もし、既に有るなら、追記します。

このファイルを設定することで、利用するファイルから単純にインクルードするだけでPEARを利用できます。

たとえば、今回利用するベンチマークファイルでは、

require_once 'Benchmark/Timer.php';

とベンチマークディレクトリの中のファイルを指定するだけで、PEARを利用できることになります。

以上です。

参考
PEAR公式インストール方法

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