Javaの絵本、Javaのe本に続き、3冊目のJava本のレビューです。
今回は、かんたんJava (プログラミングの教科書) 今川美保(著) です。
良い点
- やさしく丁寧で初心者にもわかりやすい
- Javaの基本を一通り網羅している
- 環境構築やEclipseの説明がくわしい
悪い点
- 後半の14章ジェネリック、15章パッケージのあたりは難しい
総評
Javaの入門書として良書だと思います。
前半の変数、配列、制御構造などプログラミングの基本を、初心者にもわかりやすく解説しています。
後半のクラス以降の説明も、クラスの初歩から継承、抽象クラス、例外処理などわかりやすくなっています。
ただ、Java独自のジェネリックのあたりで、難しくなるのが難点。
全体を通して、読者への細かな配慮と工夫がされているのが感じられ好感もてます。
ちなみに、Javaの環境構築に16ページ割かれています。また、Eclipseの導入に20ページ、Eclipseを使ったテストに30ページ割かれています。
開発構築面でこれくらいフォローがあると学習しやすくなり助かります。