猫でもわかるC++プログラミング 粂井康孝(著)
2冊目のC++本として、猫でもわかるシリーズの本を読んでみました。
猫でもわかるというタイトルですが、正直、これが1冊目だと、読み進めるのに苦労すると思います。
理由は、唐突な説明が数箇所あること。たとえば、for文の説明がされる前に、for文を構文で使用している点などが挙げられます。
また、MFCとかバッファとかの用語が説明されないまま使用されていたりするので、考える時間が必要になり、若干、ストレスを感じることも。
もっとも、2冊目、3冊目以降に、C++全体の確認として読むならいいかも。
良い点としては、難しい箇所がわかりやすく解説されていることが挙げられます。
たとえば、ビット演算やシフト演算、関数の再帰呼び出しなどは、比較的、難しい箇所ですが、この本では、わかりやすく説明されています。
しかし、逆に、簡単な箇所が、どういうわけか、ひとひねりしてあり、かえって難しくなってしまっているという難点も。なかなか評価しづらい本です。