【書評】スラスラわかるC言語

スラスラわかるC言語 [ 著]の書評です。

結論から言うと、C言語の基礎がコンパクトにまとめられていて読みやすい、初心者向きの入門書です。

■ 良い点
・ C言語を基礎の基礎から解説
・ 説明が丁寧で読みやすい
・ 難所であるポインタも分かりやすい
・ コンパクトにまとまっていて読む負担が少ない
・ 誤字・脱字がほとんどない

■ 悪い点
・ 解説に使われる変数名がaとかbとかで意味を持たない
・ 若干のオタ知識が必要

■ 総評

C言語の基礎の基礎から学べる初心者用の入門書です。コンパクトにまとまっていてページ数も約350ページと少なめなので読む負担が少なく、本のタイトルどおり、スラスラと読み終わります。内容的には、文法書よりの書籍です。

C言語の難所である、ポインタや構造体などもとても分かりやすく解説されているので、一度、挫折された方にもオススメです。

ポインタについて言えば、メモリーとアドレスの関係、値渡しと参照渡しの違いなど理解が深まります。また、その後の構造体では、使いどころなど示唆されていて納得できる解説になっています。

あと、プログラミング関係の書籍には、誤字・脱字が比較的多いのですが、この書籍は、誤字・脱字がほとんどなかったように思います。

若干、気になるのが、著者がところどころで挟む自虐ネタとおたくネタです。ルイズとかバルス、あるいは長門とかぬるぽ、そして声優ネタなど、女性には苦手そうなキーワードが出てきます。オタ寄りの男性なら問題ないと思います。

短時間でC言語の概要を知りたい人にはオススメできる一冊です。

スラスラわかるC言語 (Beginner’s Best Guide to Programmin)

カテゴリー: BOOK, C パーマリンク

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