XAMPPを利用すると、Apache、PHP、MySQLを一度にインストールすることができます。
それでは、早速、インストールしてみましょう(Windows用)。
(※ 念のため、インストールは自己責任でお願いします。当サイトでは責任を負えません)
まず、XAMPPの配布先である公式サイトを探します。
『XAMPP インストール』で検索。
現在、公式は、http://www.apachefriends.org/jp/xampp-windows.html です。
アクセスすると、XAMPPのロゴがあります。現在の最新版は、1.7.3です。
ページをスクロールするとダウンロードの表示があります。
ダウンロードするのは、一番上の □XAMPP です。インストール方法は、A方式のインストーラを使っての方法になります。
□XAMPPをクリック。
XAMPPのベーシックパッケージ1.7.3のEXEをクリックします。
すると、オープンソース配布サイトにページが移動します。あわてず、ここからダウンロードします。
Vistaなどで、自動でダウンロードが始まらない場合は、警告を右クリックしてダウンロードを開始します。保存をクリック。
ダウンロードには、環境により、2~3分くらいかかります。
ダウンロードが完了すると、デスクトップにEXEファイルのアイコンができているので、クリックします。
すると、次の表示が現れます。
通常のインストール場所は、C:¥です。たしか、C 直下が推奨されていたはずです。
C:¥であることを確認して、Installをクリック。するとインストールが開始します。そして、最後にコマンドプロンプトが表示されます。ここでビックリしないように。
最終行にyes/noの質問があるので、それに答えます。
上の画像では、デスクトップにショートカットを作るかをたずねられています。デフォルトでyが表示されているので、yを選択します。
以下、5~6個ほど、同様の質問が続きますが、デフォルトの回答をそのまま選択して、エンターキーを押して決定していきます。以下、いくつかピックアップして確認します。違う画面がでてもエンターを押していけばOKです。
パスは正しいはずなので、yをそのまま選択
準備が出来た模様。リターン(エンター)キーで決定。
タイムゾーンがAsia/Tokyoになっていることを確認してリターン。
この表示が出ればインストール完了目前です。xを選択して終了します。
すると、デスクトップにXAMPPコントロールパネルのアイコンが作成されます。
アイコンをクリックすると、XAMPPのコントロールパネルが表示されます。
XAMPPを起動するには、Apache をスタートさせます。Startをクリック。ついでに、MySQLもStartさせます。
スタートすると、Runningと表示され、Adminから管理画面に入ることができます。
ApacheのAdminをクリック。
上のような表示がされたら、上手くインストールできています。
右端のリンクから日本語を選びクリックします。
上記の表示がされれば、正常インストール完了です。
左メニューの下の方のphpMyAdminをクリックすると、phpMyAdminに入ることが出来るはずです。
上の画面が表示されれば、phpMyAdminも正常にインストールされています。
ここまで出来れば一息つきたいところですが、ここで大切なことがあります。
重要なのが、セキュリティの設定です。XAMPPトップ左メニューのセキュリティをクリックすると現在のセキュリティ状況が表示されます。
一番上の要注意が、ネットワーク経由アクセスの注意点です。2番目は、MySQLのパスワードが未設定の注意点。3番目は、phpMyAdminのパスワードが未設定なため赤で警告されています。この3点を修正していきます。
セキュリティ画面の下記リンクをクリックします。
すると、パスワード設定画面が開きます。
任意のパスワードを設定します。ちなみに、ユーザーはrootとなっています。
XAMPPのディレクトリ制御には、ユーザとパスワードが必要になります。任意のものを設定していきます。パスワードは忘れないように。
ユーザとパスワードの設定をしたら、一度、開いていたページを閉じて、コントロールパネルに戻り、Apache、MySQLともに、Stopを選択して一度終了します。
そして、再度、コントロールパネルから、StartしてAdminとしてXAMPPを起動します。
すると、今度は、パスワードを求められるはずですので、先ほど記入したユーザとパスワードを入力します。
そしてXAMPPトップから、再度、セキュリティをクリックして、セキュリティ状況を確認します。
先ほど要注意だった3ヶ所が安全に変わっています。これで、セキュリティは一応OKです。
ここまで来ればひと段落です。だいたいここまでで小一時間くらいかかるでしょうか。
残りは、PHPの初期設定の変更があります。一休みしたらPHPの設定もしましょう。
まず、自分のコンピュータのCフォルダを開きます。
XAMPPのフォルダがあるのを確認しましょう。ここから、PHPの設定ファイルphp.ini を探して、変更を加えます。主な目的は、日本語対応にすることと、パスの設定です。
xampp/php と入っていき、php.ini ファイルを見つけます。
このファイルをテキストエディタで開き編集していきます。行番号が表示されるエディタがお勧めです。全部で2,000行ほどありますが、変更するのは、10個ほどです。行番号で確認するか、文字検索で該当箇所を探します。
以下、変更箇所を変更後で列挙していきます。左は行番号。先頭のセミコロンは外します。外さないと変更が反映されません。
262:output_buffering = On
777:default_charset = “UTF-8”
796:include_path = “.;C:\xampp\php\PEAR;C:\xampp\php\includes”
1774:mbstring.language = Japanese
1780:mbstring.internal_encoding = UTF-8
1784:mbstring.http_input = auto
1789:mbstring.http_output = pass
1797:mbstring.encoding_translation = Off
上記箇所を変更したら、上書き保存します。
その後、もう一度、スペルミスや、セミコロンの外し忘れがないか確認しましょう。
設定を終えたら確認します。XAMPPトップページの左メニューからphpinfo()をクリックします。すると、PHPの設定状況がズラズラと表示されます。
その中から日本語設定に関係のあるmbstringの項目を探します。設定項目はアルファベット順なので、だいたいページの中ほどにあります。
上記箇所が、UTF-8、および、Japneseとなっていれば反映されています。
これで設定は終了です!お疲れ様でした。
さて、これで、本当に自分のパソコンがローカル環境となりPHPを使えるようになったのでしょうか?これも確認してみましょう。
どうやって確認するかというと、XAMPPの公開フォルダである、htdocsフォルダに簡単な自作のPHPファイルを置いて実際に、PHPとして動かしてみます。
ファイルを置く場所は、
c:\xampp\htdocs です。
以下のような、test.php を作成し、このhtdocsの中にテストファイルとして置いてみましょう。
test.php
<?php
echo "XAMPPでHello World";
?>
たったの3行ですが、PHPが正常に動けば、
XAMPPでHello World
と表示されます。テキストエディタでtest.phpを作成してみましょう。
作成したら、先ほどの htdocs フォルダに移動させます。
とブラウザのURL欄に入力してエンターを押します。
このように、文字列だけが表示されればPHPは正常に動いています。
あとは、このファイルと同様に、通常のサイト用のフォルダを設置してサイトを構築すれば、ローカルでPHPを利用したサイト管理ができるようになります。
PHPのスクリプトを作成したら、一度、このローカル環境であるhtdocsにおいて確認してから、公開サーバーにアップロードするのが、PHP開発の基本となっています。
最後に、XAMPPを終了するには、コントロールパネルからStopを選択してApache、MySQLを停止して、最後にExitを押して終了します。
以上です。