新・これならわかる Java 小林健一郎(著)
Java本の5冊目のレビューです。
良い点
- 文法書とは異なる視点での解説
- 簡単なゲーム作成など興味を持って読める
- ウインドウプログラミングの解説あり
この本の特徴は、個々の文法の解説ではなく、簡単なゲームなどのアプリ作成を通じてJavaの基礎を学ぶという点にあります。
そのため、Java本の一冊目として読むより、一通り基礎を押さえた後の発展学習として利用するのがお勧めです。
実際にプログラムを作ってみることで、基礎的な文法が活きてきて、わかりやすく、より理解が深まります。また、プログラミングの手続きや処理といったアルゴリズムの勉強にもなります。
更に、多くの入門書がコマンドラインからのプログラミングに終始しているのに対し、この本では、実際にウインドウを表示させる解説もあり、よりアプリケーションの作成に近くなっています(ただ、簡易的なものなので更なる知識は必要)。
普通の入門書でのコマンドラインとのにらめっこに飽きたら、この本を読むと楽しめるはずです。
ちなみに、この本のシリーズで『新・これならわかるC++』があります。Java本と一部、内容が重複していますが、両方を読んでみる価値があると思います。