XREA/CORESERVERにWordPressをSSHでインストールする方法の覚え書きです。
【1.準備】
今回は、SSHを使うため、何はともあれ、サーバー管理画面の「ホスト情報登録」から、「SSH登録」をしておきます。
サーバー管理画面にいるついでに、「データベース」も作成しておきます。アカウントに続く任意の名称をつけ、「作成」をクリック。なお、今回は、文字コードはUNICODEを選択しておきます。
なお、既に作成しているデータベースを利用するなら、新規データベースの作成は不要です。
とりあえず、ここまでで、
1.ホスト情報登録
2.データベース作成
の2つを済ませておきます。
現在、管理画面を開いているので、ファイルマネージャーも開いておくと便利かもしれません。
【2.WordPressファイルの取得】
ここまで、終了したら、WordPressの日本語版のサイトに行き、ダウンロードするzipファイルを確認します。
今回のファイルはこれです。 http://ja.wordpress.org/wordpress-3.5-ja.zip
ここまでの作業で、SSHに対して、ホスト情報が反映される頃なので、SSHクライアントを立ち上げます。ここでは、「TeraTerm」を使用します。
「TeraTerm」にユーザーアカウントとFTPパスワードを入力してログインします。なお、この際、パスワードをCTR+Vで貼り付けしても反映されないので、マウス操作で貼り付けをします。
さて、ログインできたら、WordPressをインストールするディレクトリまで移動(および、ディレクトリ作成)をします。
cd public_html mkdir example.com cd example.com
ここでは、example.com をWordPressをインストールするディレクトリとしています。
さて、このexample.com 内に先ほど確認したWordPressのzipファイルをwgetコマンドにより取得します。
wget http://ja.wordpress.org/wordpress-3.5-ja.zip
上記コマンドで、zipファイルを取得できます。
次に当該zipファイルを解凍します。
unzip wordpress-3.5-ja.zip
上記コマンドで、瞬時に必要なファイル・ディレクトリが揃います。FTPクライアントでアップロードする手間が省けるのが最大の魅力です。
ドメイン直下にwordpressディレクトができているので、ここに移動し、ファイルを一覧表示します。
cd wordpress la
すると20程のファイル・ディレクトリが存在するのがわかります。
【3.設定ファイルの編集】
インストールに必要なファイルは、wp-config-sample.php です。 ただ、このまま使うのではなく、名前をリネーム(変更)して利用します。変更名は、wp-config.php です。
cp wp-config-sample.php wp-config.php
上記コマンドにより、wp-config.php ファイルを作成します。
次に、必要な設定をwp-config.phpに書きこみます。
ここでは、vi により、ファイルを編集します。なお、ファイルマネージャーを利用したり、PHP用のエディタで編集することもできます。
vi wp-config.php
viでファイルを開くと、編集する部分が丁寧に説明されているので、それに従って書き込んでいきます。
設定する箇所は、MySQL情報、テーブル接頭辞、秘密鍵、などです。
まず、自分の情報に書き換えるため、不要な箇所を「x」または、「dd」で削除します。
次に、「i」で入力モードにし、必要な情報を書き込んでいきます。
最後に、エスケープで編集モードに戻り、「:w」で上書き、「 :q」 で終了します。
設定ファイルの編集はここまでです。
【4.インストール】
以上まで完了したら、次に、作成したドメインのインストールページにアクセスして、インストールを完了させます。
http://example.com/wordpress/wp-admin/install.php
ここまで上手くできているなら、「ようこそ」ページが表示されます。
ここで、ブログタイトルやパスワード、メールアドレスなど必要な情報を入力して、下段の「インストール」をクリックします。
これで、インストールが完了します。おそらく、WordPressの管理画面である「ダッシュボード」に遷移しているはずです。
【5.トップページURLの変更】
ただ、このままだと、ブログのトップページのURLが、
http://example.com/wordpress/
となっているので、これを
http://example.com/
がトップページになるように変更します。
まず、WordPressの「設定」→「一般」と進み一般設定画面において、
「サイトアドレス(URL)」を、http://example.com に変更します。この際、最後のスラッシュは不要です。
変更したら、「変更を保存」をクリック
なお、「WordPress アドレス (URL)」は、そのままでOKです。
次に、サーバーにある、wordpressのディレクトリ内のファイルをコピー、編集します。
まず、wordpressディレクトリ内に移動し、index.phpを一段上のドメイン直下にコピーします。
cp index.php ../index.php
index.php をコピーできたのを確認して、ドメイン直下の当該ファイルを変更します。
vi index.php
require(‘./wp-blog-header.php’);
の行を次のように変更します。
require('./wordpress/wp-blog-header.php');
以上で基本的な設定は終了です。
【6.パーマリンクの設定】
ついでに、パーマリンクの設定もしておきましょう。
ここでは、
/%category%/%postname%
として、カテゴリーに、記事名を足したものにします。
もし、最後を、.htmlにしたければ、下のようにします。
/%category%/%postname%.html
ここで、XREA/CORESERVERでは、.htaccessの書きこみ権限はないので、作成するように促されます。
そこで、
vi .htaccess
として、表示されたmod_rewrite ルールを書き込み保存します。
これでパーマリンクの設定も終了です。
以上、お疲れ様でした。