PHP技術者認定初級試験が2011年3月11日からスタートするようです。
初級が春から、上級が秋からの開催みたいです。
- 受験料:12,000円(税抜き)
- 問題数:40問
- 試験時間:1時間
- 合格ライン:7割正解
- 主教材:はじめてのPHP5(オライリー)
- 受験料:15,000円(税抜き)
- 問題数:60問
- 試験時間:1時間30分
- 合格ライン:7割正解
- 主教材:プログラミングPHP第2版(オライリー)
PHP技術者認定試験の概要はこんな感じです。
はじめに目がいくのは受験料ですが、少し高い印象を受けます。この半分くらいなら早速、受けてみたいところですが。
注意したいのは、国家資格ではなく、民間資格という点です。IT関係の資格には、ベンダーが実施する試験など民間資格が多いのですが、このPHP認定試験もそういった種類の資格に分類できると思います。
実施団体は、
なる組織です。いわゆるNPO法人に分類されるのでしょうか。※
(※ コメント欄でご指摘を受けたように、この組織は、特定非営利法人(NPO)とは異なる任意団体とのことです。訂正してお詫びいたします。)
当該ページの設立趣旨に次のような記述があります。
『日本国内の「PHP」技術習得度合いを測る有効な基準がないため、個々のPHP技術者の技量に大きな差が生じています。』
この文章は少し疑問に思います。なんらかの基準があれば、個々の技術者の技量の差が縮まるのでしょうか。いや、基準があっても差は歴然と存在すると思います。原因と結果の関連がおかしい文章にみえます。
それはさておき、昨秋に初級のベータ試験が行われていたようで、受験者の体験がブログに載っています。
初級は、40問中28問の正解で合格なのですね。ただ、重箱の隅的な細かい箇所も出題されるようで微妙な感じも伝わってきます。
過去問が公開されるのはいつぐらいになるのでしょうか。公開されたら是非、解いてみたいですね。内容が充実していて、実務にも役立つ知識が問われるなら勉強のしがいも出てきます。
資格商法と揶揄されない、しっかりとした運営を期待したいです。
上記の文章気になる点がひとつあったので指摘します。
NPO法人は正式には、「特定非営利法人」が正解で都道府県の認証を受けています。それに比べて
この団体は「特定非営利活動(任意団体)」とありますが、これは明らかにこのWEBマスターのブロガー様が誤認したように、「錯誤」を期待した悪質なネーミングです。この時点でこの検定試験の運営団体の方針が見えてくるようです。NPOが取得できなかったので、似せた名前を使うようでは、そもそもオープンソース系の試験を実施する団体としてふさわしいといえるのでしょうか。
羊さん。ご指摘ありがとうございます。
「特定非営利法人」(NPO)と「特定非営利活動(任意団体)」は別物なのですね。自分の無知と勉強不足を晒してしまい恥ずかしいかぎりです。記事を修正しておきました。